横から見ると、一筆で書けてしまいそうな、単純な形。これは、椅子にしてはちょっと背が高い、されどバースツールにはちと低しの、不思議な高さのチェアーです。
これを見つけたのは、とあるアンティークショップ。
一通り店内を見渡しましたが、これといってめぼしい物もなく、ショップカードでも貰って帰ろうかなぁ...とレジ近くへ。
そこで目に入って来たのが、この不思議なチェアーです。
と、言うのも、店員さんがレジの中で座るために使っていたのものが衝撃的に目に飛び込んできて、私もびっくり。店員さんはもっとびっくり!
私「すみませんそれ売り物ですか?」
店員「え?こ、これ?」
私「 はい、それ。」
店員「売り物っちゅうかー、売ってと言われれば売りますけど...。」
私「ほんとに?(笑顔。)いくら?」
店員「これでいいんですか?私のお尻のアジが出てますけど。(←ちょっと意味が違うような...)う〜ん、一万円で如何ですか?」
私「え?一万円?いいんですか?」
店員「こちらこそ、いいんですか?」
そんな風に交渉(?)成立。
脚が太くて、決してバランスがいいとは思えないけど、妙な存在感をPRしつつ、運命的に巡り会って連れて帰ってきた、お尻のアジの出たチェアーなのでした。