仕事の関係で、古いガラスのショーケースの扉の修理に行きました。
ガラス板をホームセンターで購入するかどうか...と迷っていた所、たまたま古くからあるガラス屋さんを発見。
よく考えてみたら、今の時代「○○屋さん」というような専門店に出会うことが少ないですよね。
お肉屋さん、お魚屋さん、建具屋さん、ガラス屋さん...
そんな「○○屋さん」に勇気を出して、入ってみることにしました。
古めかしい入り口を入ると、ガラス板の陳列棚の奥の、のれんの更に奥に、土間が広がっています。
「こんにちは〜。」大きな声で挨拶してみると、中から背筋の伸びた、作業着姿のおじいさんが出てきました。
とりたてて、ニコニコもしていないし、ツンケンともしていない。ガラス扉の枠を見せると、「ああこれね。」という感じで、手際良く大量のガラス板の中から、丁度良さそうな大きさのガラスを目方で用意して、それはそれは慣れた手つきで、ささっとサイズを計り、マークをつけて、ガラスカッターでカット。あれよあれよという間にガラス扉の枠の中にガラスをはめ込んでくれました。
道具の使い込み加減も、手際の良さも、さすがの職人技。
やっぱり、来て良かったな。こういう光景が何年先もずーっと見れるといいなぁ。
と思ったのでした。