この扉は書斎の窓。
目線より上の高さにあって、細長い。
窓だから、よじのぼる必要もないのだけど、実はここをのぼると、リビングの屋根の上につながっていて、ただただだだっぴろい(←読めますか?)コンクリートの地面と森と空を眺めることができる。
なので、小さなはしご、あるいは高い椅子を使って、時々別世界を味わいに行く扉とも言える。
家には、こういう一言では説明しがたい箇所が多々ある。
床なのか壁なのか分からない。
天井なのか階段なのか分からない。
窓なのか扉なのか分からない。
地下なのか地上なのか分からない。
こう書くと、かなりミステリアスな天命反転地的なようにも思えますが、
言われなけりゃ何てことはない、普通に生活できるシンプル空間であります。
固定概念を持たないっていうのは、作る側ではなく感じる側の問題なんだなぁ。
因みに、トイレなのかキッチンなのかバスなのか...は分かります。
あ、でも、これも見る人によって違うのか?(笑)
( 特に、酔っぱらった旦那さんは、全く固定概念がない!!)