先月、神保町の古書店で気球の本を買いました。
1971年にパリで発行された、とてもぶ厚い、いい味出した本です。
この本によると、一番最初に気球が空を飛んだのは1783年。
最初に載っているのは大きくて地味なものですが、成功したら図に乗ったのか(笑)
この年だけで、いろんな形の気球が空を飛んでいます。
そんな気球の歴史が、絵と文(新しい時代は写真)で古い順に紹介されています。
徐々に装飾的になり、↑右の絵は1784年のものです。
どうも本当にこんなのが飛んでいたようです!(しかし、低空)
ああ、フランス語が読めるようになりたい〜。
その内、いろいろな気球の図面が登場します。
左のものは実際には飛んでいないのですが、こういう壮大な構想があったようです。
なんと、飛ぶお城です!
気球にいろんなものがぶら下がっていて、家来の家や、お宝倉庫、牢屋まで一緒に飛んでます。こういうあり得ない発想が、本当に大好き。
小学校の頃、未来の絵コンクールとかあって、いろんなアホな絵を描いていたなぁ。
そして現代になるに連れ、気球はシンプルで実用的なものになって行きます。
特にアフリカなど、サファリで使われている写真がたくさんのっているのは、印象的。
右側は、ほぼ現代の気球の図面です。
きっとより高く、より動くために、余分なものはそぎ落とされているんですね。
ワクワクするいい本を見つけてしまいました。
PANAMARENKOなんて目じゃないほど、昔の人の夢がたくさんつまっています。