いきなりこんな書き出しも変ですが...、ピストルではありません。
何やらドアをロックするような金具で、ずいぶん前に田舎の骨董市で手にいれました。べったり塗った感じの塗装に、「かっこ良さ」の中にある「崩れた可愛さ」を感じ、コレクションのひとつにしています。
今日は、縁が合ってお知り合いになれた方の、由緒ある洋館で、テーブルコーディネーターさんのグループ展示があり、少しお邪魔させて頂きました。
以前にも雑貨の撮影でお邪魔させて頂いたことがありますが、改めて見てみると、本当に隅々まで歴史を感じる素敵な建物です。
現在も欧米風に建てられている建築はたくさんあります。しかしながら、この重厚感!洋館とはいうものの、時代を経て日本の建築(和)を感じる凛とした空気は、今更真似ようとしても、もうこの時間の経過は戻らない、故に不可能だと諦めるしかない。歴史の深さが成す技です。
素敵な作品を見せて頂いた後、更に家の隅々まで目を配りました。
そうしている内に気づいたのですが、私はどうやら建築よりも内装よりも、どうも金具に目がいってしまうのです。うーん、視野が狭いのでしょうか?
そういえば我が家には、古い鍵やらフックやら蛇口やら、とにかく小汚い金具のコレクションがいっぱい。オブジェのごとく並べています。金具フェチかも。
気になりだしたら拍車がかかってきましたよ。
洋館にいる間、扉のノブから引き上げ窓の滑車、スイッチなどなど、何から何まで金具が気になってきました。あーん、これもかわいい。あれもかわいい。
大きく偉大な家の中で気づいた、小さな話でした。